俳優・城哲也から未知の格闘技「キックボクシング」に進路変更した
野口「まあ、あれは漫画の話。でも『空手の方が強い』とは言っていたよ」
筆者「事前に白羽の試合を見たのか?」
野口「見ていない」
筆者「蹴りは?」
野口「見ていない。ただ、間に入った友人が『すごく奇麗な上段蹴りを見せる』と言っていた。初めて蹴りを見たのは目黒の道場に連れて行ったときに、空手の技を一通り見た」
筆者「形をやらせたり?」
野口「そうそう。ボクシングもやらせた。ミットやサンドバッグも」
筆者「どう思ったか?」
野口「のみ込みが早くて、才能があると思った」
筆者「白羽が俳優だったのは知っていたか?」
野口「もちろん。ただ、この頃は脚本を書いていると言っていた」
筆者「脚本家に転向していた?」
野口「転向かどうかは知らない。『脚本の勉強をしている』とは言っていた」