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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「朝の顔」になった麒麟・川島の”礎”は顔を見せない影の献身

公開日: 更新日:

 そんな川島の“礎”になったのは、いわゆる「天の声」。顔を出さず声だけで進行する仕事だという。出演者が盛り上がっている中、口を挟み、スタッフの意図を反映させながら、必要な情報を入れるのは簡単そうで難しい。どんなタイミングで声を入れればいいのか勉強になり、そこで培った技術が現在の仕事に大いに役に立っているという(「あちこちオードリー」21年7月28日)。

 影の存在として献身的に番組を支え続けた結果、「朝の顔」という日の当たる場所までたどり着いたのだ。

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