1個数十万円の最高ランクも! テレ朝局員がピンバッジ“転売ヤー”になったワケ
ピンバッジ愛好家の間では「プレミア」として注目されていたらしい。
テレビ朝日のスポーツ局所属の局員が、自社で製作した東京五輪関係者用のピンバッジをネット上で転売し、多額の利益を得ていた――と22日発売の「週刊文春」が報じている。
記事によると、フリマアプリ「メルカリ」上で、<ドラえもん 東京2020 非売品 メディアピン>と記された、ドラえもんの五輪ピンバッジが1個2万~3万円で販売されていた。非売品だったことからネット上で問題視され、同社広報部は文春記者の取材に対し、転売に関わった局員について「厳正に対処します」と答えている。
日刊ゲンダイ本紙は“転売ヤー”とされる同局員2人の実名と顔写真を入手したのだが、そろって若くて真面目な印象だ。
とてもカネに困っているとは思えず、なぜ、非売品の「横流し」に手を染めたのか。背景にあるのは1998年の長野冬季五輪があるという。
同五輪では競技期間中、街中で見知らぬ人や外国人とピンバッジを交換する“交流会”が頻繁に行われたといい、やがて珍しいバッジは売買されるようになった。そして製造個数が少ないバッジには、1個数万円~数十万円の値段が付いたという。