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荒井さち重昭和歌謡歌手

1969年、千葉県生まれ。元東映社員。松田聖子、中森明菜、小泉今日子ら70、80年代のヒット曲を中心にライブ活動を展開。抱腹絶倒のステージから「女きみまろ」と呼ばれている。

「歌って、アイドルの解説をして、笑っていただく」

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 80年代のアイドルトークでは、「ザ・トップテンで堀ちえみの靴が飛んだあの曲です」とビギナー向けの情報から、ポスト聖子と売り出したものの不発に合わった高橋美枝が、当時、「モッくん」の大ファンだと公言したことからモッくんファンに総スカンを食らった話、さらにはデビュー曲「ひとりぼっちは嫌い」で「無理がミエミエ」の歌詞は“美枝”と掛けて親衛隊が叫べるよう書いたのでは(?)と持論を展開したり。

「82年は松本伊代早見優、(中森)明菜やキョンキョン(小泉今日子)がデビューして華やかでしたが、83年は不作と言われ、松本明子がバラエティーに進出したり、桑田靖子がアニソンやコーラス活動をしたり。迷走したアイドルも多かったですね。キョンキョンもデビュー曲の『私の16才』がダメで、髪の毛を短くしてから人気が出ました。この曲は森まどかの『ねえ・ねえ・ねえ』のカバーなのですが、森高千里が南沙織の『17才』でヒットしたり、水谷絵津子の『芽ばえ』が麻丘めぐみのカバー曲だったり。キョンキョンの学園天国はフィンガーファイブ世代も含め幅広いお客さんにウケます。村下孝蔵の『初恋』は三田寛子がカバーしたのですが、当時のヒット曲ということで、この世代にも響きます。伊藤つかさの『夢見るSeason』は原由子の作詞作曲なんですよとコアな人しか知らない情報も。みなさんが盛り上がってもらうことが一番です」 =つづく

(取材・文=中森勇人)

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