桂南光師匠は招待でコンサートに行くことはなく、必ず自分でチケットを買った
1993年から「痛快!エブリデイ」(関西テレビ)という番組で約15年間お仕事をさせていただいた南光師匠。70歳を越えられた今も精力的に高座を務めてらっしゃいますが、映画、観劇、ジャズ鑑賞、オカリナ演奏、ビリヤード、料理等々趣味も多彩で料理は玄人はだし。料理番組にも度々出演されてその腕前を披露。打ち上げなどで鍋料理に行った際には“鍋奉行”として陣頭指揮をとられていました。
また、美輪明宏さん、松任谷由実さんをはじめ、たくさんのアーティストの方とも親交をお持ちですが、招待でコンサートに行くことはなく、必ず自分でチケットを買って行かれます。
これは映画でも同じで、試写会ではなくチケットを買って行かれていました。ご本人いわく「自分でお金を払て行かんと良かったにせえ、もうひとつやったにせえ、言いたいこと言えませんやんか。どっかに招待してもろた。試写会を見たいう気持ちが出ると思いますねん。そんなん関係ない言う人もいたはるでしょうけど、私はあきませんねん。人間が小さいんですわ、ほっときなはれ!」とご自分でボケ・ツッコミをして笑っておられましたが、私の知る限り本当に徹底してらっしゃいました。