林真理子新理事長は日大を救えるのか?「絶大な宣伝効果」と早くも期待する声
今月3日、日本大学の次期理事長に作家の林真理子氏(68)が就任することが決定した。任期は4年で、7月1日から林真理子新体制が発足する。
日大は田中英寿前理事長(75)の脱税逮捕、アメフト問題などから、文部科学省の外郭団体から交付されていた私学助成金90億円(昨年)が今年度はゼロになるなど問題が山積。林氏は「マッチョな体質の古さを変えたい」と抱負を語った。
林氏はコピーライターとしてメディアに注目され、1986年に直木賞を受賞。「an・an」巻末の人気コラムを長年執筆し“「an・an」を後ろから開かせる女”と呼ばれるほど、女性に絶大な支持を得ている。芸能文化評論家で日大OBでもある肥留間正明氏はこう言う。
「日大はメディアで活躍する学者や弁護士も多いが、何か意見をすれば黙殺され、事なかれ主義の悪しき体制がまかり通ってきたのが一番の膿。旧態依然とした組織の中で林さんの就任による改革は荒療治が必要になると思いますが、林さんの周囲には求められれば馳せ参じる気概の人たちが大勢いる。本人ひとり以上の力を発揮するはず」