“キムタク信長”のさらなる差別化に2つの壁…岡田准一との「信長カブリ」と「25歳の自分超え」
木村拓哉(50)が織田信長を、綾瀬はるか(37)が妻・濃姫を演じる映画「レジェンド&バタフライ」が27日に公開される。東映70周年記念の肝入りで、4カ月間をかけて、京都の東映撮影所を中心に全国31カ所でロケ、総製作費20億円という近年の邦画では異例のスケールだ。
昨年11月、岐阜県で開催された「ぎふ信長まつり」で木村が武者行列に参加すると、2日間で岐阜市の人口を上回る約62万人が押し寄せ、木村が滞在中に訪れたラーメン屋は売り上げ倍増。インスタグラムに上げたポチ袋の「織田ちん」は完売、増産中で、経済波及効果は約39億円にも上るというから、事前の宣伝効果も上々だ。
1月からは出演者たちが宣伝活動のため、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビの人気番組に出演。公開まで1週間を切ると、3日間で愛知県、岐阜県、福岡県、京都府の4府県をサプライズ訪問し、話題になった。
木村が時代劇に初挑戦したのは、1998年3月に放映されたスペシャルドラマ「織田信長 天下を取ったバカ」(TBS系)。それまで「ロングバケーション」(96年=フジテレビ系)や「ラブジェネレーション」(97年=同)などトレンディードラマで人気絶頂の木村にとって、25歳で演じた織田信長は時代劇のキャリアのスタートになった。