内村光良&日テレ水卜麻美アナがV7!「理想の上司」の変遷を世代別で振り返ると
■バブル時代に人気だったのは…
「バブル世代が全盛期でバリバリやっていた時代、たとえば2001年当時の産業能率大の調査では、北野武、星野仙一、石原慎太郎という名前が上位に挙がっています。とりわけ星野さんのイメージからは仕事で成果を上げるためなら鉄拳制裁も否定せず、だけれども頑張った暁には肩を抱いて涙してくれるようなタイプが上司像として、まだあったことがうかがえます」(同)
それが2010年代になると、イチローやジャーナリスト池上彰らが上位であった。「おら、行くぞ!」と背中を押すだけでなく、上司自ら率先し、成果を上げていくようなカリスマ性が理想として、求められていたのかも知れない。
同時に実施された「現役社会人が選ぶ『理想の新入社員』」アンケートでは、男性はメジャーリーガー大谷翔平が7年連続1位、女性は女優の永野芽郁が初のトップになった。熱血世代の50代中間管理職はこう言う。
「働くうえで望むことの1位がワーク・ライフ・バランス重視の約60%、出世したいは約15%とのアンケート結果に時代を感じます。3年で3割が辞めていくともいわれる今の新人たちに、自分たちの頃の、叱って怒鳴ってナンボの育成とかいう世界は理解されない。『育てる』などという表現自体、上から目線になるのでしょう」
昭和どころか平成も遠くなりにけり、だ。