ジャニー喜多川氏の性加害に沈黙したメディア…「連日接待・VIP鑑賞・カレンダー販売」のアメとムチ
《知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした》
ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏(享年87)によるタレントへの性加害問題について、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長は、動画と書面で見解を公表した。
「深くお詫び申し上げる」と被害を訴える元タレントたちに謝罪したが、騒動が沈静化するどころか、同事務所への風当たりがますます強まっている印象だ。
英公共放送BBCのドキュメンタリー「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」の放送からおよそ2カ月。被害に遭った元タレントたちの告白、ジュリー社長の見解表明で、これまで沈黙してきた大手メディアが次々にこの件を報じるようになった。
「テレビ、新聞、雑誌など、日本の大手メディアを抑えているジャニーズ事務所としては、嵐が過ぎるのを待てば何とかなると高をくくっていたように思います。ところが、この問題を長年追及してきた週刊文春が、被害者の告発を次々に掲載。性加害の検証を求めるファンの署名も無視できなくなり、NHKをはじめ、『news23』(TBS系)、所属タレントの櫻井翔(41)がキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)なども追随せざるを得ない状況に。ジュリー社長はジャニーさんの性加害を『知らなかった』とコメントしたことも、騒動を過熱させているように思われます」(芸能ライター)