なかやまきんに君は年収億超え!再ブレークの裏に「女子プロレス」のリバイバルブーム
32年前にきんに君のポジションにいたのは、無名の米国人女子プロレスラーだったレジー・ベネット(62)。当時は“涙のカリスマ”大仁田厚(65)が創設したプロレス団体「FMW」に参戦。「ダダーン! ボヨヨン ボヨヨン」は、91年の「日本新語・流行語大賞」で大衆部門の銀賞を受賞し、きんに君と同じく、その年を象徴するトレンドワードに。
レジーはCM出演を機にタレントレスラーとして大成し、国内のマットで引っ張りだこ。引退、結婚、離婚を経て、現在は母国で暮らしているというが、今では元ネタを知る人も少ない。知っていてもアラフィフ以上だろう。
きんに君のリバイバルCMの背景には、女子プロレスのリバイバルブームがある。77年にデビューした大ベテランのジャガー横田(62)は、W.W.W.DエリザベスとOZアカデミー認定タッグの2冠王者。初代タイガーマスクこと佐山サトル(65)が率いる「ストロングスタイルプロレス」のベルトも視野に入れ、還暦超えの女子プロレスラー初となる3冠達成を狙っている。
さらに来年は、80年代の女子プロブームとダンプ松本(62)の半生をドラマ化した「極悪女王」(Netflixオリジナル)が世界配信される。企画・脚本・プロデュースした鈴木おさむ氏(51)が引退発表し、本作がラストになるということも話題に。