山田太一の骨っぽさは『岸辺のアルバム』より前に書かれた『藍より青く』に見えた
『読売新聞』と私の”蜜月時代”があった。特に出版局との関係においてだが、『週刊読売』 に3年間も時評を連載し、それは単行本として刊行された。その過程で私の監修、解説で「戦後ニッポンを読む」というシリーズが出た。藤島泰輔の『孤獨の人』や早坂暁の『夢千代日記』といった名作の復刊である…
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