川栄李奈「となりのナースエイド」は単なる“医療系お仕事ドラマ”ではなさそうだが…
これはまた面白い題材を持ってきたものだ。川栄李奈主演「となりのナースエイド」(日本テレビ系)である。
ナースエイドとは、ナース(看護師)をサポートする「看護助手」のこと。患者のためのベッドメーキング、食事の介助、移動の手助けなど、看護師の資格がなくても可能な作業だけを行う。
主人公の桜庭澪(川栄)は、大学病院の統合外科に配属された新人ナースエイド。この仕事に意欲を燃やしているが、ナースエイドを見下すような医師やナースもいて、ちょっと複雑な気分だ。
しかも初日から騒動が起きる。待合室にいた外来患者の様子がおかしい。澪は医師に急いで診察するよう進言するが、拒否される。エイドが医師にアドバイスするのはNGなのだ。結果的にその患者を助けることになったが、澪には「前向きバカ」のニックネームが付く。
さらに澪は、天才外科医・竜崎大河(高杉真宙)が手術を担当する患者(梶原善)の異変も見抜いてしまう。そんな澪の観察力と知識は普通ではない。竜崎も彼女が何者なのか気になり始める。