松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方
初回放送後、ネット上では《松本さんがよくやってる》とか《野呂佳代が出るドラマにハズレなし》《ルカちゃん(子役)の可愛さにしびれた》など、さまざまな角度から評価する声が目立ち、レビューサービス「Filmarks」では5点満点で3.8となっている(12日現在)。
「ヒロインの相手が“旧ジャニ”の松村さんで、その役柄が“アメリカ帰りの天才エンジニア”“不愛想で変わり者”。そして犬と子役。潔いくらいに、これまでのラブコメで散々こすられてきた要素が満載ですね。それだけで冷ややかな目で見る人もいるはず」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「でも、それだけでバッサリ切るにはもったいない不思議な魅力があるんです」とこう続ける。
「天才エンジニアが元いた会社の名前が『パイナップル』。これはドラマで大手新聞を『毎朝新聞』、反社組織を『竜神会』とか言うような、どこか昭和チックな香りがしますね。ワンちゃんや子役ちゃんの使い方、津田健次郎さんが演じるクセつよYouTuberもそうですが、あざといとか言うのが野暮なほど、心地いいバランスで作られていると思うんです」