昔「W浅野」なら令和は「W松本」…「若菜」と「まりか」は同姓同年齢で遅咲きも一緒

公開日: 更新日:

 いつもは夏枯れと言われる夏ドラマだが、今年はパリ五輪も重なり、早くも壊滅状態。どさくさに紛れて旧ジャニーズタレントたちをシレッと主役に起用したもくろみは見事に外れた。そんな中で注目したのは松本若菜(40)と松本まりか(39)、2人の遅咲き女優のバトル。

 若菜が主演するのはTBS系の火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」で、若菜にとってはゴールデンタイムの連ドラ初主演となる。SixTONES松村北斗を相手に大人のラブコメディーを好演中だ。

 一方、まりかが主演を務めているのがテレビ東京系、ドラマプレミア23「夫の家庭を壊すまで」。夫に不倫され、復讐する「サレ妻」を演じ、その壊れっぷりが怖すぎると話題だ。

 夫の不倫を知り、リビングの壁に飾っている家族写真に写った夫にナイフを突き立て、「部屋とYシャツと私」の「毒入りスープで一緒にいこう」の歌詞を口ずさみながらパスタソースをかき混ぜるシーンはまるでホラーとSNSでも盛り上がっている。

「今回の松本まりかの振り切った演技に話題が集まっていますが、松本若菜も22年『やんごとなき一族』の怪演で注目されて『松本劇場』なる言葉も生まれました。2人とも整った顔立ちで若い頃はその美しさがかえって邪魔をしていたのかもしれません。しかし、どちらも不遇の時代を経て30代後半でブレーク。ついには主役を勝ち取りました。2人には悲壮感はなく与えられた役を楽しそうに演じています。それも共通点で好感度が高い理由だと思います」(ドラマウオッチャー)

 名字も同じなら、年齢も同じ、ブレークしたのも同時期。かつて浅野温子と浅野ゆう子が人気だった時代は「W浅野」といわれ、相乗効果でドラマ界が盛り上がった。

 今は「W松本」をドラマ界がうまく活用してはどうか。それくらいあざとくていい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇