公開前の映画『正体』が3冠で物議…「報知映画賞」の特殊な選考事情と気になるファン組織票

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 2021年に三浦春馬の遺作「天外者」がキネマ旬報「読者選出日本映画ベスト・テン」で第1位を受賞。作品がずばぬけているかというと、業界内ではそこまで高評価ではなく、「ファンが追悼の思いも兼ねて組織的に投票したのでは。彼が亡くなっていなかったら1位にならなかったのでは」という見方があった。

「しかし、今回は公開前に組織票が形成されているのが怖いこと。最終的には選考委員が選んだわけですが、SNSで急激なムーブメントが起きると、公平性を保とうと作った選考基準がいとも簡単に覆される。ノミネートのプロセスに関しては、かなり釈然としないし、組織票にも怖さを感じます」(金澤氏)

 作品自体の評価は高いだけに、ファンの厚意であっても出演俳優にはありがた迷惑な話かもしれない。

 期待が高まる2025年の大河「べらぼう」だが、「サブタイトルが付くNHK大河は数字的にパッとしないジンクス」があるという。

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