太地喜和子「まぼろしの“出自”を探して」(2)秘められていた喜和子の魔性を三国連太郎が目覚めさせた
一九六三年、俳優座養成所でいよいよ才能を開花させ始めた喜和子だが、翌六四年、三国連太郎と運命的な出会いをする。喜和子二十歳、三国四十一歳。“怪優”と称されるほどの存在感を示していた三国は三度の離婚を経験し、このときも妻子があった。喜和子いわく“ガソリンをぶっかけてしまったような…
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