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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

生写真も持っている? 敬愛する田中角栄にも劣らない浜田雅功の胆力と気遣い

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「国会議員じゃなくてもなれるんですよ」
 (浜田雅功日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」1月12日放送)

  ◇  ◇  ◇

 ダウンタウンの浜田雅功(61)にまつわる二択のお題のうち、どちらを本人が選ぶかを予想する企画で「狙っている内閣のポスト」を聞かれた浜田は「官房長官」と答えた。もちろん冗談半分だろうが、その割には妙に具体的な理由を話した一言が今週の言葉だ。浜田とよく一緒にいるライセンス井本は「こないだも組閣あったでしょ。その時、携帯電話を握りしめて必ず俺に言うんです。『今回も連絡なかったわ』って(笑)」と明かす。

 浜田と政治関連の話といえば、彼が田中角栄を敬愛していることは有名だ。以前、浜田が「読書家」だと聞いたISSAが、番組で政治家の本をプレゼントしたとき、「この2つは持っています」と浜田が言ったのは、田中角栄の本と、官房長官や自民党幹事長を歴任した野中広務のものだった(毎日放送「ごぶごぶ」2020年3月10日)。

 また、田原総一朗が「今まで会った中で一番すごかった人は?」という問いに「やっぱり田中角栄」と答えると目を輝かせ、松本人志が「この人、(角栄が好きすぎて)生写真持ってますからね」とボケるほど(フジテレビ系「ダウンタウンなう」17年6月16日)。同番組に石破茂が出演した際(16年3月25日)も、田中角栄の逸話に真剣に聞き入っていた。

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