自らの言動がブーメランに…“トレンディー”大多亮カンテレ社長「退任」報道までの権謀術数

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「港社長が記者クラブなど一部媒体に参加を制限したクローズ会見で批判された直後、大多さんが開いた記者会見はオープンで、そのときは説明責任を果たしたという好印象をもって報じられました。それで機嫌を良くし、ゆくゆくはフジの社長を狙っているんじゃないかとの憶測も流れていました」

 その後、第三者委の調査対象になったが、大多氏が「社員の皆さんへ」とのタイトルで関係者に一斉に送ったメールでは「この今の危機を、『近い将来ジャンプするためにやるべきことをやる機会』ととらえています」「皆さんが近い将来新しいポートフォリオ経営を実感できるような仕込みも着々と進めています」「必ず乗り越えて大きく成長できると信じています」などと勇ましく、前向きな言葉を並べていた。フジテレビ系列のカンテレも今回の問題でスポンサー企業のCM差し止めが相次いでいるが、今月1日の入社式でも大多氏は「グループが総力を挙げてクリエーティブ力を発揮し、シナジーを生めば未来は明るい」などと、力強く演説したと伝えられる。「(カンテレの)足を引っ張っておいて、どの口が言う」とのシビアな声も周辺にはあったようだ。

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