自らの言動がブーメランに…“トレンディー”大多亮カンテレ社長「退任」報道までの権謀術数

公開日: 更新日:

 関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長(66)が4日午後にもカンテレ本社内で会見し、「退任」を発表と一部で報じられている。

 中居正広氏(52)の元フジテレビ女性アナウンサーへの「性暴力」を認定した第三者委員会が、その報告書で「性暴力に対する無理解と人権意識の低さが見て取れる」として、港浩一前社長(72)と共に実名で批判したのが大多氏で、カンテレ労組が退陣要求を突き付ける動きがあったという。

 2023年6月、フジテレビの「業務の延長線上」でAさんが被害にあったとの報告を受けたのが当時フジ専務取締役の大多氏だったが、当時社長の港氏への報告で「業務時間外での密室での2人の間の行為であることから、『プライベートにおける男女トラブル』の事案と認識した」と調査委の報告に書かれていた。大多氏は港氏のほか編成制作局長と男性3人のみの密室でこの事案を扱った上で、性暴力をもみ消した当事者であると評価されたのである。

「大多氏には、問題発覚後に自らが取った言動がブーメランとなって、戻って来ています」と、大多氏を会見などで取材するメディア関係者はこう言う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情