デーモン閣下 大モメだったA子、B子の結婚騒動
<1994年5月>
ヘビメタバンド「聖飢魔II」を率いたデーモン閣下の二股交際疑惑が発覚したのは94年5月のこと。前年、未入籍の妻A子と子供の存在が報じられていた閣下(当時10万31歳)だが、親子関係を疑い、血液鑑定を要求、その後、別人と結婚した。“妻子”を捨てた形になった閣下に対して、マスコミは「まさに悪魔の所業」と書き立てた。
閣下の“隠し妻子”が女性誌にキャッチされたのは93年秋。11月に記者会見を開いた閣下は「我が輩は悪魔だけど、生命の誕生はうれしい」「我が輩の子供として認知する」と、9月に娘が生まれたことを認めた。しかし、入籍については「紙切れ1枚で縛られ、何十年間もひとりの女性を愛することはできない」と消極的だった。
翌94年1月上旬、女性誌に「閣下はA子さんとは結婚しない」との極秘電話が寄せられる。1月中旬、閣下はA子とケンカして以来、会わなくなる。さらに、電話で「実はおまえと付き合う3カ月前から付き合っているB子がいる」と告げられる。追い打ちをかけるように2月下旬、弁護士を通じて「通知人(閣下)としては、貴殿(A子)の子供が、通知人の子供であるか否かということが、いささか疑問の点である」とA子のもとに入籍どころか、親子関係を疑う内容証明郵便が届いた。