「7年越しの恋」を実らせた 武豊と佐野量子の出会い
「当時、武騎手には芸能人の友人がおらず、苦肉の策で佐野の名前を挙げた。番組中に電話で話したわけですが、2人が言葉を交わしたのはクイズ番組以来で1年半ぶりだったんです」(同)
その後まもなく、雑誌でも対談。以降、2人は互いの自宅を行き来するようになる。
「笑っていいとも、雑誌の対談、どちらも武側からのアプローチ。最初は武の方が佐野にゾッコンだったということでしょう」(同)
親密交際が世間に知れるのは92年1月、写真誌に2人の親密な姿が載ってから。前年12月中ごろ、東京・渋谷の佐野の自宅マンション近くで別れのキスを交わしているところを激写された。
これが原因で2人は、おおっぴらには会えなくなったが、関係は密かに進行していた。会う回数は減ったものの、京都と東京の遠距離恋愛に電話が大きな役割を果たした。騎手の夏場の起床時間は午前4時。朝が苦手な武のために佐野は毎朝、モーニングコールをかけ続けたのである。
「この時期、2人が一緒にいる場面をほとんどキャッチできず、破局説も流れていた。しきたりの多い競馬界でアイドルが騎手の妻になるのは無理じゃないかという声もありましたしね」(同)