激痛と発熱で長渕剛は緊急入院「急性腎盂炎」の気になる症状
ここで気になることがひとつ。今の時季、こうした症状を「インフルエンザ」と勘違いする人もいるんじゃないか。寝れば治るなんて“おとこ気”を見せて放っておくと、脱水による意識障害が出たり、重症化すると死の危険まであるというから、シャレにならない。
三木内科クリニックの三木治院長は「確かに、この時季、最初のうちはインフルエンザと勘違いして、様子を見てしまう人もいるかもしれませんね」と、こう続ける。
「腎盂腎炎より軽い膀胱炎なら、抗生物質の内服薬で治りますが、腎盂腎炎になると内服薬は効かず、入院して点滴治療を受ける必要があります。入院期間は1~2週間。急性腎盂腎炎の特徴的な症状は高熱や腰背部痛ですが、放っておくと、次第にインフルエンザとは明らかに違う、『これは病院に行かないとまずいな』と感じる耐え難い激痛になる。人によっては救急車を呼ぶことになるでしょう」
もしかしたら長渕さんも、最初のうちはおとこ気を見せてしまったのかもしれないが、「高熱」「腰背部痛」という2つの症状を聞いただけで、医師は「腎盂腎炎」も疑うというから、すぐ病院に行った方がいい。
長渕さんは「しっかり治して、新しい年の『初日舞台あいさつ』では、必ず元気な姿を見せます」ともコメント。早期復帰が待たれる。