骨<上>骨質の良し悪しは「善玉架橋」の多さで決まる

公開日: 更新日:

「骨を鉄筋コンクリートの建物で例えると、骨量はコンクリートの部分になります。一方、骨質は『骨のしなやかさ』といわれ、その良し悪しを決める要素のひとつに『コラーゲン架橋』と呼ばれるものがあり、それが鉄筋の部分に相当します。このコラーゲン架橋には善玉と悪玉があり、骨質を良くするには『善玉架橋』を増やすことが重要になるのです」

 骨量を増やすための薬は数多くあるが、善玉架橋を増やす薬はない。加齢や酸化ストレス、持続的な高血糖状態(糖尿病)があると悪玉架橋が増えて、善玉架橋の形成が抑制される。

■1日に牛乳1杯か乳製品を

 善玉架橋を増やすには、バランスの取れた食事運動、規則正しい生活などがポイントになるという。

 食事は骨を作るのに欠かせない栄養素の摂取。「カルシウム」は当然だが、カルシウムの吸収を高め、骨への沈着を促進する「ビタミンD」、骨芽細胞からコラーゲン産生を促し、骨質を改善させる「ビタミンK」などを積極的に取るのがいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"