アトピー性皮膚炎の新薬が続々登場で、治療はどう変わったか?

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「新薬を使った後、『ほかの方も自分みたいに幸せになってほしい』と話す患者さんもいました」

 こう話す小西院長が、注射剤デュピルマブを初めて導入したのは19年4月。長年診ていた男性患者で、真面目に治療に取り組んでいたが、症状が十分に抑えられていなかった。デュピルマブの適応条件に該当していることを男性に説明した。

「男性は顔や頭の症状がひどく、デュピルマブは顔や頭の症状には効きづらいという話があった。その点についても説明すると、『それでもやってみたい』と」

 アトピー性皮膚炎は汗で悪化する。デュピルマブを開始する時「これで症状が良くなったら、GWを楽しく過ごせますね」と会話を交わした。それが現実になった。

■1週間で痒みが引いた

「この患者さんの場合、1週間で痒みが引き、1~2カ月で汗がしみなくなり、アトピー性皮膚炎が悪化するからと諦めていたスポーツを始められるようになった。夜も熟睡できるようになりました。顔や頭は多少赤みがあるものの、腫れぼったさはなくなりました」

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