著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

スマートウオッチは「生理検査」を代替する 脳波以外は可能

公開日: 更新日:

 しかし、素材やメカニカルな機構を工夫すれば、マイコンで各部の硬さをかなりフレキシブルに変化させることができるはずです。いまのスマートウオッチは睡眠の質まで計測できますから、眠りの質に応じてマットの各部位の硬さを調節することも可能になるはずです。そうなれば、睡眠障害の人も、薬に頼らずに快眠できるようになるかもしれません。

 検体検査は、人体から採取したサンプルを分析して、病気や健康状態を調べるものです。血液検査や尿検査などが代表的です。現代人の多くが気にするのは、血糖値、尿酸値、コレステロールや中性脂肪、肝機能などの数値ですが、それらは血液を採取しないと測定できません。いまのところ、糖尿病患者のための、家庭用の血糖値測定器が実用化されていますが、毎回、指先などから自己採血しなければなりません。

 しかし、肌に貼り付けるだけで、採血することなく血糖値が測れるデバイスが開発され、使われ始めています。その他の項目についても、血液を使わずに測定する技術の研究が進んでいます。実用化されれば、個人レベルでの健康管理に大きな革命が起こるはずです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が