「マイクロCTC検査」で全身のがんを早期発見 1回5分の採血でOK
■5月8日からスタート
がんは、国内における死因のトップであるにもかかわらず、「時間がない」との理由で、がん検診の受診率は50%にも満たない現状である。時間に余裕がなく、普段、検診を受ける機会が少ない人でも、短時間で受けられるのがうれしいポイントだ。
「マイクロCTC検査で体内からがん細胞が発見されたからといって、必ずしもがんが発症しているとは限りません。しかし、少なくとも浸潤・転移の高い能力を持つ、悪性度の高い『間葉系のがん細胞』が体のどこかにあるということですから、あらためてより詳しい検査を受けることをおすすめします」
マイクロCTC検査には、画像検査では難しい部位のがんも含め、さまざまながんを発見できるというメリットもある。現在、日本で行われているがん検査は、市区町村が負担する住民健診と、自己負担で行う人間ドックなどがある。しかし、住民健診では5大がんのみが検査の対象で、全身人間ドックの場合には時間がかかる上に、PETやCTでは胃や大腸のがんを調べることは難しい。