声のかすれが長く続く…声の専門クリニックを受診してみた

公開日: 更新日:

 胃液が食道に逆流する胃食道逆流症で、喉頭の粘膜に炎症が起こり、声帯に一見明らかな異常はなくても声帯がむくんで声がれが起こっているケースもある。

 次に、声帯の構造は正常だが、機能に異常があるケース。声帯が働き過ぎたり(声の詰まり、途切れ、震え)、働きが悪かったりする(声が弱い、抜ける、息が漏れる)。

 さらに、構造・機能は正常で、しかし声に不調を伴うケース。発音に問題があったり、発声の効率が悪かったり、声の高さや音声に悩みを持ったり……というようにだ。

「器質的疾患があれば、手術などの治療によって声がれが改善することが多い。一方で、声帯の機能に異常があって、器質的疾患が生じている場合もあります。例えば声帯の振動効率が悪いばかりに声帯ポリープができる、などです。すると器質的疾患の治療を終えても、声帯の機能の異常はそのままなので、根本的治療になりません」

 声の変化に影響を与えているものは何か。最初の診断が重要になる。記者が受けた検査として冒頭で挙げたものは、いずれも必須となる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造