4月に入りなんだか調子が悪い…「春バテ」を解消するなら自律神経をしっかり休ませる

公開日: 更新日:

 4月に入り、新生活が始まったという人も多いだろう。しかし春は、知らず知らずのうちに疲労やストレスが蓄積して心身にさまざまな不調を来す「春バテ」に見舞われる危険性がある。「東京疲労・睡眠クリニック」院長の梶本修身氏に対策法を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 キリンホールディングスが全国の30~60代の男女1000人を対象に実施した「体調管理に関する調査」によると、44.8%が「春の季節の変わり目になんとなく不調を感じている」と回答。そのうち74.1%は「他の時期と比べて健康管理が難しい」と感じていることがわかった。やはり、春バテに悩んでいる人は多い。

 春バテは、疲れやすい、体がだるい、食欲が落ちる、熟睡できず昼間に眠くなる、肩がこる、やる気が出ない、気分の落ち込みが激しい……といった不調が心身に表れる。

 その原因として「寒暖差」が大きく影響している。

「ヒトには生命を維持するために体の状態や機能を一定に保とうとする仕組みがあります。そうした体温、血圧、呼吸、心拍、消化吸収、睡眠、摂食など、恒常性を維持するためのさまざまな働きはすべて自律神経によってコントロールされています。春は、日によっても一日の中でも寒暖差や気圧差が大きい季節なので、体温を一定に保つために自律神経がフル回転を強いられ負担が増大するのです。今年の春は昼と夜で10度以上の気温差がある日も多く、なおさらです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢