真夜中の「トイレ」で命を失わない…2月は寒冷ストレスが蓄積

公開日: 更新日:

 実際、便秘の人はそうでない人に比べてこれらの病気を発症しやすいことがわかっている。突然死全体のうち5%は、高齢者のトイレでの脳卒中心筋梗塞が占めるといわれ、心疾患による突然死の約8%がトイレでの排便中に起きている。

 大事なことは日頃から便秘にならないよう、白菜など食物繊維の多い野菜、納豆やヨーグルトといった発酵食品を意識して取り、お通じを良くするよう努めることだ。

 トイレでは排尿失神にも注意したい。

「おしっこをぎりぎりまで我慢していると血圧は上昇します。その状態で排尿すると血圧が一気に下がり、脳への血流が乏しくなって意識を失ってしまうのです。立位で排尿する男性に多く、中高年の過労で自律神経が弱っている人、お酒の利尿作用で頻繁に排尿に行く人、高血圧の人などは注意が必要です」

 排尿失神自体は脳血管疾患や心血管疾患とは異なり、時間が経てば回復する。が、怖いのは夜中のトイレで意識を失い、排尿失神による転倒で頭などを強く打ち、脳振とう、脳挫傷、急性硬膜外血腫などが起きた場合だ。

「排尿失神が起きたときのダメージを小さくするため、男性も座って排尿するよう心がけましょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか