<第1回>月5万円が「下流老人」と「悠々自適」を隔てる
「50過ぎてみろ、ビルの夜警くらいしかねぇんだぞ! 仕事よぉ!」
山田洋次監督の映画「息子」で、運送会社の運転手に扮した田中邦衛は「若ぇやつはいいよなあ」と愚痴った後、そう啖呵を切る。この作品が公開された1991年から25年、中高年の労働環境は厳しさを増すばかりだ。定年ま…
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