津軽海峡<2>苫小牧へ向かうフェリーの船室で目が覚めて
八戸で酔いつぶれて、目を覚ますと苫小牧へ向かうフェリーの船室にいた。僕はジャケットを着て、長靴をベッドの外へ投げ出した格好のまま寝ていた。時計を見ると、夜中の1時半である。さて、ゆうべはここまでどうやってたどり着いたかと記憶をたどってみたが、まったく覚えていない。
苫小…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り639文字/全文779文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】