白髪を逆立てたような霜柱が長く伸びて光る「武蔵野の冬」
いよいよ冬を感じる頃になると、玉川上水の木立にはクヌギやコナラの枯れ葉が降り積もる。枯れ葉や小枝がクモの巣にかかり、まるで宙に浮いているようで不思議だ。僕は自然が作り出したこの景色を朝の散歩のときに一つ一つ絵を見るように鑑賞してまわり、たまに主のクモがいると「おい、寒いな」と声…
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