「サッチャリズム」から読み解く新自由主義の功罪…社会は存在しない、あるのは個人と家族の責任

図①は1987年に描かれたもので、当時のイギリス首相とその政策を、かなり辛辣に風刺したものです。いったい何を描いているのでしょうか?
「強い薬」と題されたこの絵では、手術台に縛り付けられた人物(=イギリス)に対し、額が広く、鼻が高くて意志の強そうな女性が注射をしようとして…
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