舞妓さんの下駄も作る履物屋(京都・祇園)3代目が語る店の足跡と夢

リンリン、チロリン……。
一歩踏み出すたびに、足元からかわいらしい音が響く。置き屋に住み込んで稽古を重ね、晴れてデビューを迎えた舞妓さんが「おこぼ」と呼ばれる下駄を履いて歩くときの音色だ。京都の花街で、運がよければ出合える。
「かかとの裏に四角形の深い穴をくりぬき…
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