墨田高札九番「春慶寺」の巻 鶴屋南北の葬儀が盛大に営まれた
池波正太郎さんは鬼平の剣友・岸井左馬之助を「十七歳の折に左馬之助は好きな剣術の修行をおもいたち、江戸へ出て、押上の春慶寺へ寄宿し、本所の高杉道場へ通い、ここで、長谷川平蔵と親交をむすぶにいたった」と書く。
「暗剣白梅香」での、春慶寺の小坊主の話では左馬之助は「寺の庭で、よ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,173文字/全文1,313文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】