大阪万博チケットを巡るキナ臭い動き…販売数の実績は「非公表」って本当ですか?

公開日: 更新日:

 日本国際博覧会協会(万博協会)が30日から、2025年大阪・関西万博の前売り入場券を発売する。開幕500日前のタイミングだが盛り上がるどころか日増しに盛り下がっている。

 チケットは最安値が、開幕日の25年4月13~26日に来場する「開幕券」で、18歳以上の大人1人の価格は4000円、12~17歳は2200円、4~11歳は1000円。最も高いチケットは、25年7月19日~8月31日に何度でも入場できる「夏パス」で、大人1人の価格は1万2000円、12~17歳は7000円、4~11歳は3000円だ。

 万博協会は運営費のうち8割以上をチケット収入で賄う想定だったが、運営費の上振れを受けてチケット価格を引き上げ。チケットの売り上げが万博の成否を占うことになる一方、チケット販売数をめぐりキナ臭い話が浮上している。万博関係者がこう明かす。

「協会内部で『11月30日から発売される入場券の売れ行きや販売実績は公表しない』との方針がささやかれていました。理由は、チケット料金をめぐって散々、マスコミに叩かれたからです。もし、“売れ行き不振”となり、その販売実績を公表したら、会場建設費の高騰などの問題とあわせて、再び批判されることを恐れたのでしょう」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 4

    【埼玉・八潮市道路陥没「2次被害」現場ルポ】発生2週間、水は濁り死んだ魚が…下水放流地で見た河川の異変

  5. 5

    菊乃井・村田吉弘さんが日本食の高級化に苦言…「予約が取れない店がもてはやされるのはおかしい」

  1. 6

    「高額療養費制度」見直しに新たな火種…“がん・難病増税”に等しいのに、国家公務員は「負担上限」据え置きの可能性

  2. 7

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  3. 8

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  4. 9

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 10

    鬼怒川温泉の渓谷に張り付く巨大廃墟群を探る…残された「バブル遺構」が物語るかつての栄華

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ