(34)冷蔵庫の「庫内の整理」は意外と難しい 取り出しやすさが節電につながる
三菱電機が冷蔵庫の2024年モデルMZシリーズを発表した。新しい特徴としては断熱材の工夫により、同じ外寸でも以前より内容量を増やしたこと。整理しやすいように「思うままフリーケース大、小」と「思うままストッパー」が付いたこと、だ。
ドアを開けた瞬間、「何を今さら」という思いと、「ちょっと欲しいかも」という2つの思いが交錯した。今さらというのは、私は100均で似たバスケットを購入し、それを組み合わせて庫内の整理整頓をしているから。ちょっと欲しいというのは、ジャストサイズのバスケットがなかなか手に入らないから。
冷蔵庫には3つの機能が重視される。「電気効率良く食材が保存できる」「多くの食材を保存できる」「使う食材をスムーズに取り出せる」だ。それぞれ「電気代」「内容量」「庫内の整理」と書き直せる。
このうち、「庫内の整理」については、冷気の動きに沿って肉、魚の保存に使われる0度前後のチルドルームの位置とサイズ、野菜室と冷凍室、製氷室の位置などはメーカーが決め、細部はユーザー任せというのが当たり前だった。