米オクラホマ州を襲った巨大竜巻で両親が重傷…救ったのは車に同乗した9歳の息子だった

公開日: 更新日:

 4人が死亡した巨大竜巻が米オクラホマ州を襲った4月27日夜のこと。上から2番目に強いランク(EF4=風速75~89メートル)の竜巻が迫るなか、ウェイン・ベイカーさんと妻リンディーさん、それに息子のブランソン君(9)は同州ディクソンにあるシェルターに向かって車を飛ばしていた。しかし途中で竜巻に追いつかれ、車ごと林に叩きつけられた。

 ウェインさんとリンディーさんは背中、首、肋骨を折る重傷を負い身動きできなくなった。しかしブランソン君は奇跡的に無傷。大破した車から這い出し、両親に「絶対に死なないで。必ず戻って来るから」と言い置き、助けを求めに走り出した。

 竜巻で広域停電が起こり、道路は真っ暗。そんな中、ブランソン君は、1.6キロほど離れた場所にあった民家にたどり着き、事情を説明して緊急通報をしてもらった。

 すぐに救急隊員が事故現場に駆け付け、ウェインさんとリンディーさんを病院に搬送。幸い2人とも一命を取り留めた。

 大人でもパニックを起こしておかしくない状況で、冷静に救援を求め、両親の命を救ったブランソン君には「小さなヒーローだ!」との絶賛が寄せられている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出