マイナ「文字化けトラブル」続出も…河野太郎は現場の混乱放置、総裁選演説で改革派気取り
「いろんな改革の先頭に立てば、当然、逆風の中で傷つきます」──。19日、東京・秋葉原駅前で開かれた自民党総裁選の街頭演説会で、河野太郎デジタル大臣(61)はマイナカード普及などを念頭に、そう訴えた。続けて「傷だらけになりながらも、やらなければならない改革をしっかりと進めてきた河野太郎」と自画自賛。厳しい残暑に、お寒い限りだ。
やたら自己評価の高い河野は14日に名古屋で行われた演説会でも、その片鱗をのぞかせた。
マイナカードを使ったコンビニでの住民票などの交付に関して、名古屋市民から「できない」との声が寄せられた際に「市長を代えてください」と応じていると発言。曲がりなりにも市民が選んだ市長を上から目線で「代えろ」なんて、言わなきゃいい話だ。それでも、いらんことを言わないと気が済まないあたり、まさに「河野太郎」だ。
いくら改革派を気取ったところで、マイナ保険証をゴリ押しされる医療現場はたまったもんじゃない。政府が5~7月を「利用促進強化月間」に位置付け、アノ手コノ手を講じた結果、利用率は約1割に微増。そのせいで医療機関の窓口でのトラブルが増えている。