マイナ「文字化けトラブル」続出も…河野太郎は現場の混乱放置、総裁選演説で改革派気取り
全国保険医団体連合会(保団連)がきのう、5月以降に発生したマイナトラブルの調査結果を公表。約1万の医療機関のうち「トラブルがあった」が約70%に上り、昨年末に実施された前回調査に比べて10ポイント増えた。
■「●」が出て誰だか分からない
トラブル内容は「●が出る」(67%)、「カードリーダーの接続、認証エラー」(52%)、「資格情報が無効」(48%)など。ちなみに、前回調査でも「●が出る」が約7割で最多だった。保団連事務局次長の本並省吾氏がこう言う。
「文字コードが異なることから生じる『文字化け』です。要するに、システムの根幹の問題。河野大臣は『文字化け』を『仕様』と主張していますが、漢字の複雑さをナメてかかり、システム構築したせいです。医療機関の窓口で患者さんに正しい漢字を聞かなければならず、事務の手間を増やしています」
文字化けトラブルに関して、医療現場からは〈「髙」など特殊な文字について●となり、カルテの修正を求められる〉〈姓にも名にも●が出て、もはや誰だか分からない〉などの苦情が相次いでいる。
トラブルが減るどころか、むしろ増えている現状を河野大臣は放置。「いらん改革」を誇るよりも、現行の保険証を残して欲しい。