石丸伸二氏「新党」発足会見“ドタキャン”の真相…演出意図ミエミエのフリー記者排除に元参謀も苦言

公開日: 更新日:

 うるさいメディアへの対応に右往左往だ。

 夏の参院選の前哨戦とされる東京都議選に向けて、新党立ち上げを宣言していた石丸伸二前安芸高田市長。15日に都庁で新党発足会見を予定していたが、13日、自身のX(旧ツイッター)で「中止になりました」と投稿した。

 その理由として「(都庁)記者クラブ宛に出した案内がネットに流出し、日時と場所が広く知られてしまったこと」を挙げ、「(会見を主催する)記者クラブには『取材目的の希望者は出席を制限しない』と言われたため、誰が来るかわからない状況は種々のリスクが高いと判断しました」とした。

 確かに、会見主催者の都庁クラブは厳しい質問をするフリー記者を含め、あらゆるメディアの参加を認めている。石丸氏側はそんな事情を知らなかったのだろう、キツイ質問を飛ばすフリー記者の参加を「リスク」と見て、中止したわけだ。

 結局、石丸氏は会見の日時は変えず、会場だけ変更。改めて、メディアへの参加条件として「マス媒体の有無」か「登録者数100万相当のネット媒体を有するか否か」を掲げ、事実上、フリー記者を排除した。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…