石丸伸二氏「新党」発足会見“ドタキャン”の真相…演出意図ミエミエのフリー記者排除に元参謀も苦言

公開日: 更新日:

 石丸後援会の担当者は日刊ゲンダイに「フリー記者を含め、会見を中継するユーチューバーのような方にまで大挙されると管理し切れない。そのため、会場を変更し、我々の主催で参加者を区別する態勢にした。石丸氏の意思です」と説明した。うるさいメディアを拒否し「美しい会見」を“演出”したい意図がミエミエだ。

■「報道の自由にもとる」

 石丸氏は、安芸高田市長時代に市議を罵ったり、会見でメディアを名指しして猛批判。

 その様子をショート動画で“ファン”にSNSで拡散してもらったことでのし上がった。さらに、昨年7月の都知事選後は、特定のテレビ局への批判を展開し「新党立ち上げの会見では○○局を個別的に集中して攻めます」と啖呵を切っていた。なのに、自分は厳しいメディアの追及を恐れ、ドタキャンとは情けない話だ。

 都知事選で石丸陣営の参謀を務めていた選挙プランナーの藤川晋之助氏はこう言う。

「石丸さん本人は今回の新党立ち上げ会見に相当、期するものがあるのでしょう。だから、厳しい質問をぶつけてくるフリーの記者の参加を制限したいのかもしれない。ただ、報道の自由の観点から、参加メディアを絞るのは適切ではない。多くのメディアと向き合い、受け答えした方が世間の評価も上がるはずです」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…