スコットランドで「猫の飼育禁止」の噂が大炎上! 首相が全否定する騒動になったワケ

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「スコットランドで近く猫の飼育が禁止される!」という噂がネットで急拡散し、スコットランドのスウィニー首相と英首相報道官がこれを否定する声明を出す騒ぎとなった。

 ただ、まったく火のない所に煙が立ったわけではない。イギリスでは年間約2700羽の鳥が猫に捕殺されており、絶滅危惧種の鳥が生息する地域での猫の影響を抑えるための方策が検討されている。

 こうした状況を背景に、スコットランド政府が独立機関「スコットランド動物福祉委員会」に対策をまとめるように依頼。その報告書が1月27日に発表された。

 報告書は「責任ある猫の飼育についての提言」をまとめたもので、ワクチン接種や去勢手術を推奨。さらに絶滅危惧種の鳥が生息する地域で猫の飼育を「制限」する可能性についても触れていたのだ。

 これがネット上で誤った形で急拡散し、「近く猫の飼育が禁止される」という噂になって大炎上した。

 スウィニー首相は2月3日午後、ラジオのインタビューで、同委員会の報告書が提出され、政府が検討していることは認めたものの、「次のことを断言しておきたい。われわれは猫の飼育を禁止する意図も、予定もない」と改めて噂を否定した。

 スターマー首相の報道官も「猫の飼育を禁止する計画はない」とコメントした。

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