Wix日本法人 積田英明代表(1)18歳の時、父親から100万円を渡され「あとは自分で」と告げられた
学費と生活費を稼ぎながら、学校に通う過酷な生活だった。過労で吐血しICUに担ぎ込まれたこともあった。
18歳の時、父親から「あとは自分で」と告げられた時、さすがに積田もビックリしたようだが、父親に「おまえなら、やれる」と言われたことも大きかったようだ。父親は積田を信じ、早くに自立させたのだろう。
サンノゼ州立大学に編入し、卒業した積田は、日本に戻り「日本マイクロソフト」に入社。大手顧客企業の技術支援を担当した。
「やりがいのある仕事だったのですが、もっと自分でオーナーシップを持った仕事をしてみたいという思いが強くなり、ベンチャー企業への転職を考えるようになりました」
2012年にベンチャー企業「エバーノート」に転職。入社4年半でエバーノートの在日代表に就任することになる。 (つづく)
(経済ジャーナリスト・松崎隆司)