日本メディック 城田裕之会長(1)業務用マッサージチェア「あんま王」が大ヒット

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 健康機器の企画・開発を行う「日本メディック」社は、2012年に販売開始した業務用マッサージチェア「あんま王」シリーズが大ヒット、現在、業務用マッサージチェアでは国内最大のシェアを誇る企業だ。

 シェアナンバーワンの背景には、「業務用」に特化した技術革新がある。その陣頭指揮を執ってきたのが、現会長の城田裕之である。

 生まれは三重県桑名市。父親が食品会社を営んでおり、高校を出ると修業として取引先の食品会社に入社。だが、わずか2年弱で辞めてしまう。

「当時、父の会社は業績が非常に悪く、原因は『経理ができていないからだ』と思ったので、その勉強のために会計事務所に転職したのです」

 その会計事務所も3年で退職してしまう。簿記の資格などは取れたのだが、給料がよくなかったのだ。

「頑張ればどんどん稼げる営業の仕事をしよう」と、25歳の時、日本メディック社の前身の名古屋支店に転職した。ここから城田の波瀾万丈なビジネスマン人生がはじまる。

「業務内容は、温泉ホテルや健康ランドにマッサージチェアを置いて、お風呂上がりに体感してもらい、気に入ったお客さまに販売するというもの。当時はバブル真っただ中で、営業マンは売り上げが1位になるとご褒美で車がもらえるといった派手な時代でした」

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