「なにわの台所」は雰囲気ガラリ“ぼったくり市場”に…築地場外では和牛1串が3000円!
米国人客は「20ドル。安いよ」と
東京・築地の場外市場は「Wagyu」が人気。複数の店が串刺しのステーキを販売している。目当てはインバウンドだけに、外国人の店員もおり、英語でやりとりしていた。1串3000円前後。米国人客に聞くと、「20ドル。安いよ」。
日本人の感覚だと「?」だが、「ウニサーロイン串 6000円」が1番人気という店も。霜降り肉の上にウニを乗せ、その豪華さと特別感が外国人観光客にはたまらないのか。濃い味同士が口の中でケンカしないか心配していると、ベビーカーを引くアジア系の家族連れが「3本」と言って万札2枚を差し出した。締めて1万8000円だ。
外国人観光客が喜びそうな豪華メニューは他にもある。朝から酒が飲める海鮮居酒屋で見つけたのは「オマール海老味噌ラーメン 5500円」。2つに割った焼きエビ1尾がドーンとのっかり、ボリューム満点だ。
「昨年7月のオープン時からのメニューで、インスタで人気が出ました。外国人はエビ好きが多いですよ」(「リトル築地場外」三宅修司社長)
エビは香ばしく、身がプリプリ。エビのだしがしっかり出たスープも◎。エビが半分なら3080円なので、日本人でも試す価値アリ?=つづく
(取材・文=今泉恵孝、小塚かおる/日刊ゲンダイ)