“マイカー王国”の群馬県が実施 公共交通機関乗継ぎサービス「GunMaaS」の威力

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 少子化、運転手不足を背景に全国の路線バスの廃線、減便が相次いでいる。ついに東京都心でも小田急バス、京王バス、国際興業バスが廃線、減便を実施する。

 こうした路線バスの廃線、減便の報道が広がる中、マイカー王国の群馬県ではスマホひとつでマイカー以外の路線バスや鉄道、タクシー、シェアサイクルなど、公共交通機関が乗り継げるサービス「GunMaaS(グンマース)」を実施している。昨年3月15日からスタートし、利用者は1万2000人を数える。群馬県庁知事戦略部MaaS推進係の担当者が「GunMaaS」導入の目的をこう述べる。

「群馬県は県民の移動手段で8割以上が車を使い、85%の県民は年間に一度もバスを利用したことがないという全国一のマイカー王国です。しかし、高齢化社会への移行で、高齢者の免許返納後の移動手段が課題でした。公共交通を持続させるためには、路線バスなど公共交通の利便性を高める必要があるということでスタートしました」

 現在、サービスを実施しているのは前橋市だけだが、昨年末から県内市町村に普及活動を開始している。

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