ゼリア新薬vsツムラ 健康増進に役立つ新薬で知られる2社を比較
年を重ねると、体の不調がアチコチに出てきます。膝が痛い、腰が重たい、目が見えにくい、食欲がない、だるい……。さまざまな症状がありますが、医者に行くほどでもない。そんなときは、ドラッグストアに行ってちょっと楽になりそうなクスリを探すという人は多いでしょう。
今回は、医薬品業界のなかで漢方薬など健康増進に役立つ製品を扱う「ゼリア新薬工業」と「ツムラ」の社員待遇を比較してみます。
ゼリア新薬は1955年設立。59年に関節痛や腰痛などに効能があるとされる「コンドロイチン」を発売しました。現在は「コンドロイチンZS錠」の名前で親しまれています。肝臓機能の改善薬「ヘパリーゼ」シリーズ、便秘薬の「ウィズワン」なども発売しています。
ツムラの創業は1893(明治26)年。東京・日本橋で津村順天堂として開業し、婦人薬「中将湯」を売り出しました。医療用漢方製剤の「ツムラ葛根湯」など、この分野の国内シェアは8割を超えます。一般用では肌トラブルや肥満、尿トラブル、ストレスなど症状に合わせた漢方薬を揃えています。