「フジ日枝案件」で小池都政が大迷走…26億円巨大噴水の汚染散布問題に都側の“噴飯言い訳”

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 ところが、急に見解がブレ始めた。先月26日の都議会本会議で自民都議が噴水の安全性について聞くと、港湾局長は「(150メートルの)高射噴水への上水(水道水)利用など、必要な対応を実施する」と答弁したのだ。

 これまで、水道水を使うなんて、一言も説明していなかったのにどうしたのか。「汚水を使うことに批判が集中したから、急に方向転換したのだろう」(都政関係者)という声が上がっている。改めて都に問い合わせた。

「基本設計の段階から(水道水の利用を含め)継続的に検討してきた。昨秋に整備方針を公表して以降、より良い施設にするため水域利用者と相談し、先月26日の議会で水道水の利用を具体的に検討する方針を発表した。方針転換したわけではない」(港湾局)

「それならば、都は初めから『水道水を使う可能性もある』との見解を示せばよかったはず」と前出の三戸都議が言う。

「指摘されたから、後付けで説明を変えているようにしか見えません。そもそも、どれだけの水道水を使うことになるのか。都の水不足が不安視された一昨年夏、小池知事は『節水にご協力を』と呼びかけていた。異常気象でいつ水不足が起きてもおかしくないのに、巨大噴水でジャブジャブと水道水を使うなど、矛盾しています」

「日枝案件」と指摘されるのがイヤなのだろうが、ドツボにはまっている。

  ◇  ◇  ◇

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