著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

業界初の女性トップ誕生へ…高知銀行「河合祐子新頭取」の華麗な経歴と意外な一面

公開日: 更新日:

 20年に三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の子会社であるJapan Digital Design(ジャパン・デジタル・デザイン)に入社し、21年に同社CEOに。22年にはMUFG、三菱UFJ銀行の経営企画部長(特命担当)も兼務した。そして23年7月に高知銀行に転じ、副頭取に就いた。

 河合氏の人となりについて、三菱UFJ関係者は、「河合氏は、意欲的な女性で、当グループのJapan Digital Designへの入社も、本人の売り込みだった」と振り返る。同社は、MUFGがFinTech事業の開発を狙って16年に立ち上げた内部組織で、17年10月にスピンアウトして生まれた子会社だが、同社CEOの上原高志氏に河合氏は、日銀でのFinTechセンター長やロンドン事務所長時の経験から、「デジタル技術を駆使すれば、三菱UFJのリテール戦略はさらに飛躍できる」と説いたという。上昇意欲の強い、積極的な性格が見て取れるが、「お酒が強く、飲みにケーションもおはこ」(三菱UFJ関係者)という豪快な面も。地盤である高知県の県民性にマッチした女性頭取の誕生だろう。

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